世界から猫が消えたなら・・・を読んだ
2013年03月03日

チビがサッカーボールをおってます
Jリーグ始まりました

がんばれっトリニータ

ちょっと前に買っててまだ読んでなかった
「世界から猫が消えたなら」
2時間くらいでがーっと読み上げた。
4年前に母親をなくし、母親の残したキャベツという猫と暮らす
30歳の郵便配達員が悪魔と自分の一日分命と引き換えに
一個ずつ世界から物を消してくっていう取引をするっていうお話。
ここからネタバレありです
LINEで連載されたというこの小説
若者向けの軽い小説かなとおもったけど
巷で噂、紹介されるように結構面白かった。
悪魔っていうのがアロハシャツを着てすっごく軽いノリで現れる
でも最後の方にどうしてこの格好でこのノリなのかっていう
理由がちゃんとあって
私がもしも悪魔を見るのなら悪魔っていうのはどういう格好をして
どういうキャラなんだろうと考えてしまった。
消えていくもの…
チョコレート、電話、映画、時計…そして猫
最後に猫を消さずに自分が死ぬという選択をする主人公に
悪魔がポロっと
「また神さんに負けちゃったなぁ、
まったく人間っていうのは」って言うのね
これ、このセリフほんとによくわかるなぁって思った。
推理小説を読むときはわりと淡々と読むんだけど
この本はいろんな登場人物を自分に置き換えて読んでしまって
主人公だったり、彼女だったり
そして主人公の母親だったり…
母親が自分が死ぬ前に旅行に行きたいって言って
家族で旅行に行くんだけど
この旅行も母親が自分のためでなく旅行に行きたがったこと。
そして、最後に書いた「死ぬ前にしたい10のこと」の手紙。
母親っていうのはいつも死ぬまで子どものことを思ってるんだなぁと
共感しました、きっと私もそうだろうなと思う。
もし、自分が明日死ぬって言われたら
きっと自分のためにではなく家族のために一日だけ
何かを消してもらうかなぁ…
でもチョコを消したらチョコ好きなたつごんが可愛そうだなぁとか
そんなことばかり考えてしまいました。
でもやっぱり私も猫だけは絶対に消せない…

Posted by がみがみMAMA at 13:53│Comments(0)
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